ベイスから「特定商取引法に基づく表記」ページで、住所と電話番号を非公開にできるようになった、と連絡がありました。
ありがたい!
変更点と設定方法を解説します。
BASEで所在地と電話番号を非公開にする方法
そもそも、特定商取引に基づく表記は、通信販売では公開が義務付けられているものです。
したがって、副業であっても本業であっても、ネットショップなら自分の住所や電話番号はインターネット上に公開しなければなりませんでした。楽天市場やAmazonであっても、公開は必須です。
ですから、副業で会社にこっそりネットショップを運営している人や一人暮らしの方であっても住所や名前、電話番号は公開が必須。家族の名前を借りるか、レンタル住所を契約する必要があったんですね。
ただ、メルカリなどフリマアプリは異なります。
「匿名配送」など、互いの住所を知らずして取引が可能です。
そのため、副業や住所を知られたくない人はフリマアプリやヤフオクなどのオークションサイトを使って物販販売をしていたかと思います。
したがって、このたびBASEから送られてきた「非公開可能」の通知はとても驚きましたし、プライバシーの観点からとてもうれしい機能だと感じました。
特定商取引法に基づく表記ページは自動でつくられ公開されていた
BASEでショップを作ると、管理画面のショップ設定→運営に関する情報ページに入力すると自動で作成され、公開されていました。
通常は
https://www.ショップアカウント/low
ページで事業者名、所在地、電話番号が公開されていました。
こんなところは見られないだろう・・とお思いでしょうが、そうでもありません。
検索には引っかかりますし、自分が行っている商売は丸見えです。
こちらを今回、BASEの住所に変更してみます。
非公開設定手順
1.BASEにログイン
2.管理画面右上のショップ名(ロゴ)に進み、ショップ情報へ進む
3.タブで「運営に関する情報の設定」へ進む
4.所在地の公開設定、連絡先に公開設定を「非公開にする」にチェックを入れる
5.保存にするをクリックして、保存します。
すると、事業者の所在地と電話番号はBASE株式会社のものに置き換わり、お問い合わせの問い合わせフォームへリンクをアナウンスする文面に変更されます。
これでOKです。
ただし、法人でしたら法人名、個人でしたら事業者名は自分の名前が公開されます。
また、お客様から返品などの問い合わせがあった場合は、ショップの所在地や連絡先を開示する必要はあります。
住所や連絡先を非公開することのメリットとデメリット
今回BASEがなぜこのような機能を採用したのか、背景は明記されていませんが、「ショップ側のプライバシー」は守れられることは間違いなく、ショップを作るハードルは下がったといえます。
今まで、BASEでショップを作ると、お客様ではない方から勧誘や宣伝が必ずと言っていいほどありました。
例えば
- BASE以外のネットショップ構築サービスへの勧誘(楽天市場代理店、その他のEC構築サービス)
- ネット集客サービス会社の勧誘
- ネット広告コンサルサービスからの勧誘
などです。
特定商取引法に基づくと住所公開は致し方ない部分はありましたが、お客様以外の使われ方をしていたのは否めませんし、正直こういった電話は鬱陶しかったのは間違いありません。
また、最近は手作りアイテムなども販売する人が増えてきていますから、18歳以下の方で販売したい人も多くいたでしょうし、女性の販売者が住所と電話番号を晒すとストーカーや嫌がらせの面でリスクがありました。
したがって、「非公開」ができることで以下のメリットがあります。
非公開にすることでのメリット
- プライバシーが守られる
- 不必要な勧誘や宣伝に合わない
- 嫌がらせやアンチから守ることができる
ことが挙げられます。
これにより、よりネットショップを持つハードルがグッと下がります。
- お客様にとっては信頼度が下がる
- どこから発送か、を知らせることができない※他のページで知らせることは可能
上記が非公開にした場合のデメリットと言えますが、公開・非公開は自分で選択できるわけですから、メリットとデメリットを比べて、選択すれば良いでしょう。
私個人的なことを言えば、非公開設定は大賛成です。
今回はBASEの事業者情報「非公開」設定について解説してきました。
今回の機能を追加したことによって、参入障壁はまた下がったといえますが、低質のショップが増えないといいな、と願いつつ、うまく採用していきたいと思います!
BASEさん、ありがとう!