BASE
は基本無料で利用でき、SNSや広告との連動やオリジナルアプリなどもあり、ネットショップ初心者には導入しやすいカートサービスです。
しかし、BASE以外にも似たようなカートサービスもあり、例えば「BASE店」、「Shopify店」などと多店舗展開をし、区別をしているショップもあります。
BASE以外で多店舗展開をするメリットとデメリット
BASE以外で多店舗展開をするメリット
BASEは無料から使えるカートサービスですが、例えばBASE内で何か障害が発生し、一時的にも使えなくなってしまったら一瞬でお店を失うことになります。無料でシステムを借りている以上、何か不具合があったとしても文句は言えません。
また、「簡単に・無料で使える」ように工夫がされているサービスなので、デザインのカスタマイズ性や機能に制限がある場合もあります。決済機能も提供はされていますが、BASEがお客様の間に入るエスクローサービスになるので、お店側に売上が入るのもタイムラグが生じます。
こういった点から、もし何かあったときに「〇〇店は開いてますのでこちらへどうぞ!」と言える支店のようなショップを持っておいてもいいと思います。
リスクを回避する、という点でも、細かい顧客を確保する、という意味でも、1店舗に頼らず複数店を持っておいた方が顧客サービズになります。
BASE以外で多店舗展開をするデメリット
しかし、多店舗展開をすることでデメリットもあります。
それは、複数カート分だけメンテナンスや更新作業がかかることです。
新しい商品を棚に並べたい場合、何度も同じ作業をすることになります。
最近は、1店舗のショップをCSV形式で吐き出して、別のショップへ一括で読ませる機能もあるので大規模な移植は意外と難しくはありませんが、それでもネットニュースや新商品、ランキングやキャンペーンのアナウンスがそれぞれのショップ上で行う必要があります。
BASEと一緒に導入したいカート
ストアーズ

BASEと非常に似たカートシステムにSTORES
があります。こちらもシンプルな管理画面で比較的簡単にネットショップの開設ができます。
クレジットカードの導入は審査が必要になりますが、海外展開機能なども揃え、BASEよりも機能が優れているものもあります。POSレジとの連動も可能なので実店舗を持っているお店やモバイルオーダーを導入したいお店にオススメです。
無料でできますから、アカウントだけでも取得しておいて、BASEと一緒に使用感を試してみてください。
カラーミーショップ

カラーミーショップ
も無料から使うことができます。(しかしSSLを機能させるにはオプションで月1100円分のポイントが必要)BASEやストアーズとは異なり、かなり本格的で見た目にこだわったショップが作成可能です。決済機能はイプシロンなど別サービスと連動して行うことになりますが、無料からできるために、使用感を確かめながらショップ運営ができます。
BASEやストアーズでは物足りない方や規模のお店はカラーミーショップ
の導入をおススメします。
Shopify

Shopify(ショピファイ)
は大規模ショップに向いています。多くの有名ネットショップが導入しているのがShopify(ショピファイ)
でもあります。もともとは海外のカートサービスですが、他サービスとの連動や機能も豊富なので、カスタマイズをしたい事業者やこだわり派はShopify(ショピファイ)
の方が向いているとも言えます。有料のカートですが、一定期間安く使えたり、フリートライアルもあるので、触ってみる価値はあります。
まとめ
多店舗展開はなにも特別なことではありません。突然のサービス終了や障害に備える意味でも、複数展開で顧客をつかむ意味でも、構築しておくメリットは大きいです。
最近は商品の説明にAIが使えるなど、ショップ上での商品管理や登録が難しくなくなったので、この機会に他のカートも試してみることをお勧めします。
